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灸頭針

僕と灸頭針

治療巡りの日々

もう何年も前の事ですが、気がつくと背中がバキバキという表現がピッタリな状態にありました。まだ、都内で暮らしている頃は、近所の指圧・仕事場近くの整体などを、何件も通っていたものです。相性の合う施術者にめぐり合うと、とても気持ちが良く、この瞬間が一番心地よい時間だとも思える位に貴重な時間でした。

指圧・整体等の手技療法は、日本ではてっとり早く、鍼治療よりも根深く浸透しています。未だに、僕自身、頻繁に行っています。しかし、それは、治療という目的でなく、どちらかというと癒しとリラックスという感覚に近いものです。勿論、手技療法自体が治療になる時もあるのですが、僕の場合は、翌日もしくは、数時間で効果が戻ってしまう事が多いのです。鍼治療に関しても、幾つもの流派の鍼を受けたのですが、僕の身体にあう鍼には中々めぐり合えませんでした。

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灸頭針との出会い

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最近は、西洋医学の先生、いわゆるドクター・医師も、薬だけに頼らずに鍼やアロマ、整体、ヨガなどを取り入れて治療に活用しています。その中でも、かなり以前から、薬に頼らない治療を目指していた台湾人のドクターがいます。そのドクターの刺す鍼は、昔の中国に存在する鍼のスタイルなのですが、打つ場所や、刺激量などが、全く違うのが特徴なのです。背中から出ている神経の枝分かれした場所を、解剖学的に分析し、また独自の触察によって、背中をメインに打っていきます。時には顔面・胸・腹などにもかなりの数の鍼を打っていきます。そのドクターに一番最 初に鍼を打たれた時には、かなり太い鍼が、僕の背中の硬さで、曲がってしまう位に背中にはゴリゴリとした硬さがあったのですが、過去に受けた事がある鍼を含め様々な治療と違ったのは、効果の持続性でした。勿論、一回ではなく多数に渡る治療を受けました。 他とは何が違うのか…というと、かなり太い鍼の頭にお灸をのせて、火をつけるのですが、治療中のその温かい心地よさには、いかに自分の身体が冷え込んでいたのかが理解できます。また、その温かさの中で、緊張しきっていた神経そのものが、リラックスしていくのも、うたた寝の状態から感じられたものです。 更には筋肉がほつれていくような感覚も良くありました。身体の奥の奥から温まり、悪いものが砕かれていくと表現されたりもします。治療後のホカホカとした身体の感覚は、生命力があがったような状態といえばよいのでしょうか~そんな治療を一年位定期的に受けた結果、ある時期から僕の背中のゴリゴリは少しずつ無くなっていきました。


しかし、そのドクターの行う灸頭針の難点は痛みです。素晴らしいのですが、ある程度良くなると、正直、ためらいが出てくるのです。体調が酷いときには、あまり気がつかなかった鍼を刺される時の痛みも、身体が良くなり、敏感になるにつけ、かなりの痛み。苦痛を感じるようになりました。いつも、この痛みさえなければ、いつでも受けるのだけど…と思いながら、治療を受けていたものです。

※僕の行う灸頭針は、そのあたりの刺激や痛みを考慮した鍼になっています。何故なら、患者さんは、全てが重症でないので、個々の状態に合わせ治療させて頂きます。ご安心下さい。

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