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医療としてのヨガ

未成熟なヨガ解剖学という土壌

uchidaanatomy-0503.jpgヨガには、学ぶべきものが山ほどあります。

アーサナは勿論、哲学、瞑想、アーユルベーダ等幾ら時間があっても終わりが無い程の学びが必要になってきます。その為、まだまだ西洋・東洋医学(中医学)が入り込む隙間が無いのが現状です。 インストラクターの先生方、生徒さん含めて、正しい知識を持つ場がない、未成熟で、未発達の分野こそが"ヨガ解剖学"です。

僕が言うヨガ解剖学とは機能解剖学、運動学、生理学、はたまた東洋医学、等の要素を含んだものをいいます。しかしどうしてここまで、後回しにされ、置き去りにされてしまうのでしょうか?


uchidaanatomy-0502.jpgその理由の一つに、ヨガ独特の精神性があるようです。バンダやチャクラというものは、解剖学の中には存在しないヨガ独特の概念になります。

それは、鍼灸という分野が、同様に持っている、ツボ・経絡という実体の無い経験医療という側面と、同じようなニュアンスなのだと感じています。それは、それで、悪い事ではないのですが、解剖学というものが発達したからこそ、 解明された事も沢山あるのです。その明かされた仕組みに対しては、やはり敬意を払い学ぶべき価値があるのです。

事実、ピラティスには、曖昧模糊なスキルは存在していないような気がします。ピラティスが解剖学をとりいれたことにより、医療としての側面に長けた理由の一つではないでしょうか?ヨガも見習っていきたいものです。


未成熟なヨガ解剖学という土壌ヨガは万能?